実は以前から書いてみたかった、インターネット大手ショッピングモールの、費用構造が今日のテーマです。
ちなみにヤフーショッピングは、2013年に無料化されたので、今回の対象はヤフーショッピング以外の、大手ショッピングモールということになります。
シミュレーションするモール店の事業規模
お店の規模によって、4つほどのコースがあるんですが、今回は、一番標準的なコース
「スタンダードプラン」
でシミュレーションしてみました。
具体的には、
- 登録可能商品数=20,000商品
- 画像容量=2GB
- 契約期間=1年
という内容です。
ちなみに、この大手ショッピングモールの1店あたりの平均月商は「416万円」らしいです。
そして、この売上規模のショップにおすすめのコースは、やはり「スタンダードプラン」とのこと。
月商416万円ということは、日商14万円ほど。これくらいは売らないと、出店する意味が無いとおもうので、妥当な感じですね。
月額費用シミュレーション
月商416万円
客単価5,000円での試算です。
システム利用料(パソコン) | 79,888円 |
システム利用料(モバイル) | 74,064円 |
スーパーポイント付与料 | 39,520円 |
安全性・利便性向上のシステム利用料 | 4,160円 |
アフィリエイト利用料 | 16,224円 |
S4利用料? | 7,160円 |
カード決済利用料 | 116,577円 |
スタンダードプラン 月額合計 | 337,593円 |
費用337,593円÷売上4,160,000円×100=約8%
モール出店経費率8%ですね。
安いととるか高いととるかはアナタ次第。というか粗利率によるかな。
あと、実際にモール店を運営しだすと、メルマガ発行手数料とか、なんとかかんとか、いろいろと訳の分からない?(笑)追加コストがあれこれかかってきますので、一層注意が必要ですね。
利益のシミュレーション
シミュレーションの前提
- 仕入原価率60%=仕入粗利率40%
- 注文5,000円以上送料店負担(これくらいが多いですね)
- 客単価6,000円(なので結果的に送料店負担)
- 送料平均単価700円
単純な月次利益計算
粗利 166万円
送料負担 ▲48万円(売上の11%)
モール経費 ▲34万円(売上の8%)
——————–
差引 84万円(売上の20%)
まとめ
めちゃめちゃ単純化しているので
「ほんとはこんなもんじゃないよ!」
というお叱りもおありでしょうが、まずはあくまで例としてですので。
実際には、
- 原価率
- 客単価
- 送料無料ライン設定
- 人件費
などなどによって、大幅に変動しますので、一概に、良いとか悪いとかは言いにくいですね。
ただ以前、ショッピングモールに詳しい、マーケッターの人に聞いた言葉が耳から離れないです。
大手ショッピングモールのやりかたは「生かさず殺さず」。
聞いたその時は、とても身に沁みた記憶があります。
それを承知の上で、乗り込んでいくのなら、これは全然OKですよね。
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