デザインの勉強のために女性誌「STORY」を買ってきた
DTP(印刷)デザインと、WEBデザインを仕事にしてるボクですが、実はどこかの学校とかで勉強したことは無くて、基本すべて独学の我流です。
それなりの年月やってるので、それなりのデザインは出来てるかなと思ってますが、どちらかと言うと「カチッと」したものや、「ベタ」(笑)なデザインが得意というか好きなんですね。
でも今回、超大手アパレルメーカーで、コンセプトマネージャー(だったかな?)とかの仕事をバリバリやってた真正のキャリアウーマンで、今は独立して独自ブランドを立ち上げて、「今まさにテイクオフしたるで!」というステージにいはる「マドンナ」の名刺をデザインすることになったんですよ。
とりあえず「はっきり言って自信は無い(笑)」と伝えてはありますが、やるからには最善を尽くすのがプロというもの。
なので、エクスペリエンスマーティング(エクスマ)の先輩で、マックスブログ塾長でもある、「マックス」壁下陽一さんのアドバイスに従って教材を買ってきましたw
↓女性ファッション誌「STORY」11月号です。
なんでも40代向けの女性誌の中で実売ナンバーワンらしいです。
まだパラパラと目を通しただけなんですけど、見ててとても楽しいというか気持ちイイですよ。
たぶん40代なんだろうモデルさんたちは、みんなキレイでカッコ良いし、クールな空気感がばしばし伝わってきますね。
教えてもらうまでこの雑誌のことは知らなかったんですけど、良いですよこの雑誌。
いまさらなことのようですけど、「STORY」始めこのような雑誌というかメディアは、商品とか情報を伝えているだけじゃないですね。
ちょっとカッコいい言い方をしますけど、ライフスタイル、人生観、世界観を伝えようとしていると感じましたです。
そして「STORY」は40代女性向けにも関わらず、ボクが見てもびしばしインスパイアされるのが驚きです。
40代向けの女性誌の中で実売ナンバーワンというのもうなずけますね。
とても良い勉強をさせてもらいました。まだまだこれからですが(笑)
さて、今日の本題というか、昨日の記事、
「B to B」の名刺は「B to C」とは違うコンセプトが必要らしい
の続きです。
「B to C」で大切にしたい名刺デザインのコンセプト
マドンナから「オリジナルデザインの名刺を作るべし」という指令を受けて、過去にボクが制作した名刺デザインを見てもらいました。
当然大いに興味を示してくれるだろうなと思ってたんですが、どうも反応が悪い(笑)
よくよく聞いてみると、簡単に言うと「こういうのでは無い」といういうことらしい。直球です。
なるほど考えてみれば、マドンナに見せた名刺は、エンドユーザーさんと直接接する仕事をされている方のために作った名刺です。
デザイン的に押さえているのが、
- 顔写真をばっちり入れる
- その人の「個」を前面に出す
- 本業をしっかりと伝える
- 情報量を盛りだくさんに
という要素。
なぜなら皆さん、エンドユーザーに直に接する仕事をなさっていて、お客さんと良い関係を築いていくためには、人となりを積極的に発信していくことが、とっても大切だと思うからです。
ただ、マドンナの名刺の使い方はちょっと違うんですね。
「個」を出すべきではないビジネスシーンもあるみたい
マドンナはいろんな分野のビジネスを多面的にしてるんですが、今注力しているのが、楽天市場での自社ブランドアパレルのネット通販です。
ネット通販なので、エンドユーザーに名刺を渡すシーンは原則ありません。
じゃ、だれに名刺を渡すのかというと、想定されるのは下記のとおりです。
- ネットモールの営業担当者
- Webデザイン制作会社
- 宅配便などの物流会社
- 商品の製造外注先
とかかな?まだあるかな?まあこんな感じだと思います。
まさに「B to B」で、客先ではなくて、取引先、交渉先と言ったほうがよさそうなところばかり。
マドンナが言うにはこんな感じらしいですよ。
- 微笑んだ写真なんか入れたらアウト。
- ベタでダサいデザインだと一発でレッテルを貼られる。
- 情報を盛り込むと「ガツガツ」してると思われるからダメ。
- 三つ折り名刺なんかだと分厚いので邪魔だと捨てられる(笑)
- パーソナルな情報を入れるなんて生活感が出ちゃって×。
他にもいろいろ聞いたんですけど忘れましたw
いずれにしても、ボクが得意とする「B to C」用の名刺のコンセプトとは、真っ向から相反する考え方ですね。
おおすじ共感できまして、一部どうなんだろと思う点もあるものの、なるほどなととても勉強になりました。
じゃ、どんなデザイン、コンセプトで行くのかは、女性誌「STORY」を良く見て考えてみます(笑)
一口に名刺と言っても、使い方や考え方によって、いろいろ考えるべきことがあるなと、しみじみ感じた出来事でありました。
とても勉強になったなあ。あ、でもデザインはこれからです。
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