電子書籍を出版するプロセスをレポートします
結論から書きますと、近々にボクは電子書籍を出版します。
実はこそーっと準備を進めてきてまして、そろそろ情報や材料が整ってきて、それじゃあ行ってみよう!という状況です。
少し前までは電子書籍って、若干言い方は悪いかもしれませんが「キワモノ」感をボクは持っていたんです。
結局電子書籍なんて流行りモノな感じだし、本ってものはちゃんと紙の本じゃないと読んだ気しないでしょ、みたいな。
でも最近では、メジャーな本も電子書籍化されることも多いですし、ちょっとだけ安価なのも魅力的。
もちろん好きな著者さんの本や、じっくり読みたい本なんかは紙の本を買いますが、ざっと情報を仕入れたい時なんかはボクは電子書籍を買うことが最近増えてきました。
またスマートフォンの中にに何冊もストックしておけるので、電車で移動するときなんかは非常に重宝します。
ある電子書籍との出会い
昨年末にちょっと気になる電子書籍との出会いがありまして、これまでの電子書籍を読む立場から、電子書籍を発刊する側にまわることに強烈に興味が湧いてきたんです。
↓その気になる電子書籍はこちら。
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「かん吉」さんというパワーブロガーの著書です。
少々旬を過ぎた記述もありますが、ブログを書く人にとってはタメになる内容です。
もちろん内容の全てを真に受けるわけではありませんよ。
ただ書かれていることは、ボクのようにビジネスユースでブログを書いている人にとっては、非常に有用な内容です。
そしてボクがSNSや読者さんに共感してもらえるブログの書き方や運用方法を学んでいる、マックスブログ塾塾長の壁下陽一さんが伝える内容と、根っこの部分で共通していると感じてるんですよ。
- まずは書かないと始まらない。
- 独りよがりな内容ではない、読者に有用な記事を書く。
- ビジネスユースであっても売り込むのは愚の骨頂。
- まずは情報提供。マネタイズ(収益化)はずっと先の先の先。
- 仕事も生活も全てをブログにリンクさせよう。
などなど。あ、壁下塾長はこんなことは言ってなかったかな?(笑)
そしてボクの心をとらえたのは、本の内容もさることながら、この電子書籍自体が「かん吉」さんが自分自身で独学・独力で出版までこぎつけたという事実です。
そして書籍の原稿は全て自分のブログの過去記事をピックアップしたということも大いに興味を引きました。
これならボクも出来るんじゃないか?
みたいな。
「良い」とされる電子書籍
先日とある機会がありまして、電子書籍に力を入れている出版社と、電子書籍を出版したい人とをつなぐプロモーターのような人から話を聞く機会がありました。
そしてそのプロモーターが言うには、電子書籍には「良い」電子書籍と「悪い」電子書籍があるらしいです。
「良い」電子書籍の要素をあげると
- 読者が読みたい内容を届ける
- 内容に再現性がある
- プロ編集者によってプロデュースされている
- 正しく読みやすい日本語で書かれている
ボクの印象に残ったのはこんなものでしょうか。間違ってたらすみません。
そして「良い」電子書籍を発刊するためのフローはこんな流れになるようです。
↓企画書を作る
↓編集者と方向性を練る
↓執筆を進める
↓編集者がチェック
↓発刊
こうやって見ると普通のリアルな紙の本の出版とあんまり変わらないような気がしますね。
違いは初版出版時の在庫リスクをとるかどうかでしょうか。
もちろんボクは詳しくは知らないけど、電子であろとなかろうと、ちゃんとした本を出版するには、プロの手を借りて、それなりのプロセスを踏まないといけないのかな?と思いました。
「電子書籍なめんなよ!」というところでしょうか。
「悪い」される電子書籍
次は「悪い」とされる電子書籍についての説明に移ります。
ボクなりの言葉で書くと、
- ヤル気
- Amazon
- 専用アプリ
- 原稿のストック
これらが揃うと、出版社あるいは編集者の力を借りることなく、自力で電子書籍を出版し、Amazonで販売することができるもよう。
そして上記の要素は全てコストゼロで手に入ります。もちろん自分の労力は別ですよ。
上で紹介した「かん吉」さんの電子書籍も、「かん吉」さんが自分の手で出版したものです。
誤解の無いように言っておくと、「かん吉」さんの本は悪い電子書籍ではありませんよ。
さてこのように、出版社やプロ編集者の手を借りずとも電子書籍を出版することができてしまうので、当然のことながら、ゴミのほうな電子書籍もたくさん生まれてるとのことでした。
ちょっと難しい言葉でいうと「玉石混交」というやつですね。宝石と石ころが一緒ごたになってるということ。
だれでも出版できちゃうんですから、当然の結果だとは思います。
どうやらボクが出版しようとしている電子書籍は、この「悪い」とされる電子書籍に該当するようですね(笑)
なんと言ったって、ボクのブログの過去記事から良さ気な記事をピックアップして、加筆してコメントを添えて出版しようと思っていましたので。
もちろん、出版社や編集者やプロモーターの力を借りるつもりは一切ありません。
ボクが電子書籍を出版する目的
そもそもボクは電子書籍を出版することで、印税収入を得ようとか全然考えていませんから。
いやお小遣いくらいになると、それはそれでちょっと嬉しいかもしれません(笑)
ボクの電子書籍出版の目的をあげてみると、
- 電子書籍を出版したい人のために人柱になる。
- 本を書いてるという事実そのものに価値を感じる。
- 名刺やWEBサイトで告知するとカッコ良い。
- ブログを書く際の記事のネタになる。
- 新しいことにチャレンジすることが面白い。
- ボクのブログへの導線になる。
- ボクの友人知人が喜んでくれる。
というけっこう不純な動機です(笑)
真面目に電子書籍の出版に取り組んでいる人、すみません。
でも「電子書籍を出版したい人のために人柱になる」、「ボクの友人知人が喜んでくれる」はそんなに不純ではないですよね。
プロの手を借りずに自力で出版する理由
出版社や編集者の力を借りて「良い」とされる電子書籍を出版する意義はもちろん理解できますし、人様に価値を届けるという意味で極めて真っ当な選択ですね。
と同時に、不完全でも良いから前に進む、世に出すという自己完結で出版することも、まんざら悪いことでは無いですよね。
もちろん価値の無い「カス」な電子書籍にならないように気を付けることが前提ですが。
そしてこれって、プロユースの工具屋さんの「てっちゃん」が自店の商品を紹介するYoutube動画を、何から何までスマートフォンだけを使って、30分ほどの短い時間で編集して、どんどんアップして、そしてしっかり反響を得てるのに似ているなーと思いました。
iPhoneだけでYoutube動画を作る達人「工具屋てっちゃん」その1
iPhoneだけでYoutube動画を作る達人「工具屋てっちゃん」その2
動画だって、少し前までは映像会社というプロの手を借りて作ってもらうものだったと思うんです。
でも今は環境も情報もツールも全部手元に揃ってる。
立派なもの、スゴイものよりも、自分で手軽にスピーディに安価でやるということにボクは価値を感じるんですね。
だからプロを手を借りずに自分で電子書籍の出版を目指しますし、そのプロセスで得るであろうノウハウやスキルを、同じように電子書籍を自分で出版したい方々に届けたいなと思いまう。
電子書籍を出版するざっくりとした予定
あくまで予定ですがこんな感じで考えているんですよ。
- 「Wordでチラシを作る」3月末出版
- 「独力で電子書籍を出版する」4月末出版
- 「ユダマッスルメソッドで4ヶ月20kg減!」6月末出版
全てこのボクのブログが原稿ソースです。
このプロジェクトが上手く行けば(きっと上手く行きますが)、ちゃんとブログを書いている人はみんな電子書籍を出版することができるようになりますね。
これってスゴイことだと思いませんか。
というわけで電子書籍を出版するぞ!という決意表明でした。
次回からは具体的な体験を書いていきますね。小さな失敗がいっぱい出てきておもしろいかもしれませんよー(笑)
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