WordPRess本体とプラグインのバージョンアップの問題
現在アメブロとかの無料ブログサービスを利用している方から、「やっぱりWordPressに移行したほうが良いの?」という質問を頻繁にいただくのを受けて、ひとくくりにWordPressが良いとは言えないよと答えるシリーズの4回目です。
このシリーズではこれまでざっくりと下記について解説してきました。
- 無料ブログからWordPressに移行することが唯一の正解ではない。
- WordPress立ち上げにはレンタルサーバーと独自ドメインが必須。
- WordPress導入は選択する方法によって費用が大きく増減する。
ということでした。
今回はいずれの方法であっても、WordPress立ち上げ後に皆さんを悩ますであろう事柄について解説していきたいと思います。
それは、WordPRess本体のバージョンアップと、プラグインのバージョンアップについてです。
WordPressのメジャーバージョンアップは危険がともなう
全世界で無料で配布されているプログラムであるWordPressですが、機能アップやウイークポイントの強化などを目的に、不定期にバージョンアップがなされています。
まずは百聞は一見にしかずということで、ボクのWordPressを例として見ていただきますね。
↓ボクのWordPressのダッシュボード(管理画面)の一部です。
現在ボクは利用しているバージョンは
WordPress 4.1.12
なんですね。
そしてWordPressが親切に、
WordPress 4.5.3
に更新してくださいよーってアナウンスしてくれています。
豆知識としてお伝えしておきますと、
小数点一位が増えるものをメジャーバージョンアップ
(例)4.1 → 4.2
小数点二位が増えるものをマイナーバージョンアップ
(例)4.1.12 → 4.1.13
なんです。
マイナーバージョンアップの方は、あえてアクションを起こさなくても、例えばボクが利用しているエックスサーバーによって、日々勝手にバージョンアップされています。
なんか「バージョンアップしました」というメールがエックスサーバーから時折送られてくるのでわかります。
マイナーバージョンアップは主に、バグ修正などが目的のようなので、大きくがさっと変わるわけではありませんね。
かたやメジャーバージョンアップの場合は、詳しくは説明しにくい、というかボクもあまり詳しくは無い(笑)んですが、ようするに「がさっ」と大きく変わるんです。
実はこのあたりに罠(笑)が隠れていまして、一筋縄ではいきません。
プラグインのバージョンアップも安易にしないほうが良い
次にプラグインのバージョンアップについてです。
これについてもボクのWordPressを例として見てみましょうね。
↓同じくボクのWordPressのダッシュボード(管理画面)の一部です。
背景色がオレンジに変わっているものがバージョンアップを勧められているプラグイン群です。
これもWordPress本体のバージョンアップと同じく罠(笑)が隠れております。
ではどんなときにバージョンアップに踏み切るのか?
WordPress本体のバージョンアップもプラグインのバージョンアップに対しても、ボクは共通した対応をとっています。
じゃどんな対応なのかを結論から述べますと、バージョンアップなんかしません。
なぜなら、バージョンアップしたがゆえに、今までは問題なく動作していたWordPressの挙動がおかしくなることがあるからです。
過去に何度も経験したボクが言うんですから説得力があろうかというものです(笑)
ボクの知り合いにも無邪気に勧められるままに、バージョンアップしている人がいますが、ボクはとても心配です(笑)
ではずうっとバージョンアップしないのかというと、実はそんなことはなくて、先ほど書いた「バージョンアップすることで挙動不審になる」とは相反するんですが、いつかはバージョンアップしないがゆえに挙動不審になる、あるいは動かなくなることがあるんです。
これまた経験者のボクが言うんですから説得力がありますよねー。
ということで、結論としてはこういうことです。
WordPressがちゃんと動いている限りはバージョンアップしない。
WordPressが挙動不審になって初めてバージョンアップを検討する。
というのがボクのスタンスです。
ただしあくまでボクのやり方であり、他のWordPressの達人たちの意見も賛否両論のようです。
ただしWordPressの達人たちの中でも共通している意見は、バージョンアップには注意が必要だということです。
これ以上の詳しい情報は自分でググッて調べてみると良いですよ。
何もWordPressのマニアになりたいワケではないはず
いろいろと難しそうで不安な(笑)ことを書いてきましたが、このあたりが無料ブログサービスからWordPressに移行する際のハードルを高める一因かもしれません。
というか、無料ブログを使ってる人はこんなWordPressのバージョンアップ問題なんて知らないですよね。
ボクだって最初からこんなあれこれを知っていたわけは無くて、いろんな問題に直面していろいろ調べまくって、トライアンドエラーを繰り返したうえで、なんとか今にいたるという感じです。
まあこんなトライアンドエラーだって勉強だというなら良いんですが、まあ正直物好きというかマニアックな気がいたします。
別にほとんどの人はWordPressのマニアになりたいわけではなくて、自前で自主独立のブログが欲しいだけですよね。
すくなくともボクが主宰する「WordPressを一日で立ち上げる講座」に参加なさる方はみんなそうです。
あくまでハイパーな発信のツールとしてWordPressを活用したいんですものね。
次回はこのシリーズの最終回になります。
結論としてWordPressの導入はどうするの?という課題に真正面から切り込みます!
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